今日は恋愛心理学の理論を一つ紹介します。
紹介するのは、
ルビンの好意尺度と恋愛尺度
というもの。
ある人に感じた魅力は、
「好意」としての魅力なのか、
「恋愛」としての魅力なのか、
それには
質的な違いがある
という研究です。
「好意」と「恋愛」
この2つを区別する
「好意尺度」と「恋愛尺度」
というものを作ったのです。
好意尺度
- 〇〇さんは私の知り合いの中で、もっとも好ましい人物だと思う。
- 私は〇〇さんをとても適応力のある人だと思う。
- 〇〇さんは責任ある仕事に推薦できる人物だと思う。
- 私は〇〇さんのような人物になりたいと思う。
- 〇〇さんと私はお互いに、とても良く似ていると思う
- 私は〇〇さんと一緒にいるとき、ほとんど同じ気分になる。
恋愛尺度
- 〇〇さんと一緒にいられなければ、私はひどく寂しくなる。
- 私は一人でいると、いつも〇〇さんに会いたいと思う。
- もし〇〇さんが元気がなさそうだったら、私は真っ先に励ましてあげたい。
- 〇〇さんのためなら、ほとんど何でもしてあげるつもりだ。
- 〇〇さんと一緒にいると、相手の顔を見つめていることが多い。
- 〇〇さんを独り占めしたいと思う。
参考文献:青年の心理、日本版 Love-Liking 尺度の検討
研究の説明
そのまんまなので
説明も必要ないかもしれませんが、
一応、説明をすると、
上記の「〇〇さん」の部分に、
特定の人物を思い浮かべます。
で、
どれだけ当てはまるかをチェック。
友人の場合は、
「好意尺度」だけが高まり
恋人の場合は
「好意尺度」と「恋愛尺度」の両方が高まる
ということを明らかにした研究です。
恋愛の場合は、
・ずっと一緒にいたい
・相手のために尽くしたい
・相手を独り占めしたい
などの気持ちがあることを明らかにしたのですね。