悩んでいると、
同じことをグルグルと考えていたり、
出口のないトンネルの中にいるような
感覚になることはありませんか。
もしかしたら、
それは悩みに囚われている状態かもしれません。
悩みに囚われている状態
私達は、
悩みの中にいる時は、
視野が狭くなって、
悩みを客観的に見れなくなってしまいます。
次の図を見てください。
このように悩みの中に
自分自身が入っていると、
悩み自体を客観的に見ることが
出来なくなってしまいます。
感情的にも苦しくて、
悩みに押しつぶされそうな
気持ちになるかもしれません。
悩みと自分自身が一体化して、
悩みに囚われている状態です。
悩みの外にいる状態
一方で、
悩みの外にいる状態というのは
次のような状態です。
悩んでいる自分を
外から客観的に見ている状態です。
このように悩みの外から
自分の悩みを見つめられると、
悩み全体を客観的に見ることが
できるようになります。
こうすることで
自分自身も悩みから離れることが出来て
感情的にも少し楽になります。
メタ認知
このように
「悩んでいる自分」を見ることを
心理学では『メタ認知』と呼びます。
メタ認知は
悩みを解決するための重要な
心の機能です。
もし、何度も同じことを
グルグルと考えてしまって
悩みに囚われているのであれば、
もしかしたら「メタ認知」が
上手くいっていないのかもしれません。
悩みから抜け出す方法
では、
悩みに囚われている状態から、
悩みの外にいる状態(メタ認知)
になるためには
どうのようにしたら良いでしょうか。
メタ認知を活性化させる良い方法は、
悩んでいる自分を表現することです。
悩んでいる事を
日記などに書いてみるのも良いですし、
誰かに話しを聞いてもらうことも良いです。
自分を表現すると
なぜメタ認知が進みやすいのかというと、
表現したものは自分で
客観的に見る事ができるからです。
例えば
悩んでいる事を日記に書くと、
このようになります。
日記に書いた「悩んでいる自分」を
読み返して見ることで、
「悩んでいる自分を見る」
という体験ができます。
悩みを聞いてもらうのも同じで、
色々と話す中で
「こういうことなの?」
と相手から確認されたり
質問されたりすることを通して、
「ああ、私はこういうことで
悩んでいるんだなぁ」
と自分の悩みを
客観的に見る事ができるのです。
メールカウンセリングでは、
自分で書いた文章を読んで
メタ認知を進めることも出来ますし、
返信された文章を読んで
メタ認知を進めることも出来ます。
もしなかなか悩みから抜け出せない時は
メールカウンセリングをご利用ください。